追尾用胸部動体ファントム

概要特長仕様

概要

追尾用胸部動体ファントムAZ-M2は、人体に近似した骨および肺血管、模擬腫瘍で構成しています。可動部は独立した3つの動きを提供し、肺血管および模擬腫瘍、体表面ユニットをそれぞれ動作させることで、動体追尾放射線治療のシミュレーションおよび解析、評価に使用することができます。

模擬腫瘍と肺血管の動作01

模擬腫瘍と肺血管の動きをSin波で動作させています。

模擬腫瘍と肺血管の動作02

模擬腫瘍をcos6で、肺血管をSin波で動作させています。

体表面の動作

体表面ユニットをcos4で動作させています。

特長

肺腫瘍および肺血管、体表面ユニットの呼吸性移動をそれぞれ独立で動作可能
汎用 PC やタブレットで操作可能（Wi-Fi による通信操作）のため、通信ケーブルレス
呼吸性移動は、定型波（sin, cos⁴, cos⁶, 三角波）、任意波形（AZ-733VI）の入力が可能
サブミリメートルの精度で±25mmを実現
プログラムは、異なるサイクル、振幅、および波形を設定
プログラムは、呼吸運動をCSVファイルで入力可能
波形パターン例
定型波形(cos⁴)
任意波形入力(AZ-733VIの呼吸波形)

仕様

本体寸法 680mm(W)×380mm(D)×200mm(H)
擬似腫瘍、肺血管移動 ±25mm
体表面ユニット ±10mm
位置精度 ±0.2mm
波形パターン sin, cos⁴, cos⁶, 三角波、任意波形入力（AZ-733VI呼吸波形）
電源電圧 AC100V～AC240V　120VA
通信 WIFI